体育の授業は得意ではなかったけれど、高跳びだけは別で、いつもわくわくしていました。
トップには程遠かったものの、自分で決めた目標をクリアできた時の達成感は、試験で満点を取った時と同じくらい嬉しかったんです。完全に自己満足ですけどね。
高跳びには、さまざまな技があります。
初心者向けの基本的な技からスタートし、徐々に技術的なものへとステップアップしていくのが一般的です。
競技を見ていると、特定の技がとても洗練されていることに気づきます。
ここでは、基本的な技から始めて、次のように段階を踏んで高度な技へと進んでみたいと思います。
✔ 初心者向けの基本技
✔ より技術的な上級者向け技
✔ 高度な技術を要するスタイル
助走や跳躍のポイントに焦点を当てて、一緒に見ていきましょう。
高跳びが苦手という方も、この機会に一緒に学んでみませんか?
高跳びの基本
高跳びの基本となるのは、初心者にも取り組みやすいシンプルな技です。この技は動作が少なく、高く跳ぶことに集中できるため、子供たちにもおすすめです。
高跳びの技術バリエーション
高跳びには4つの主要な技術があります
・ 基本技:初心者に適しており、多くの子供たちがこれから始めます。
・ 正面跳び:あまり一般的ではなく、バーに向かって正面から助走を始め、正面から跳ぶ技術です。
・ 上級技:バーの上で体を前に倒して跳ぶ技術です。
・ 高度なスタイル:バーを背にして跳ぶ技術で、良い成績を出しやすく、経験豊富な選手に選ばれがちです。
基本技は多くの人が知っているでしょう。斜めから助走を開始して跳ぶ方法です。
正面跳びは、その名の通り助走も跳び方も正面を向いており、少し変わった技術です。技術的に難しい部分があるものの、今ではそこまで一般的ではありません。
助走の役割
高跳びでは、助走はとても重要です。跳ぶかどうかは、正しい助走にかかっています。
不適切な助走では、障害にぶつかったり、ジャンプのタイミングを逃したりしてしまいがちです。
ただ長く走るのではなく、助走のリズム感が成功への鍵です。
ジャンプ姿勢のコツ
ジャンプの姿勢をマスターするのは難しいかもしれませんが、特定の動画を見ることで理解が深まります。
ジャンプする直前に体を低くして、真っ直ぐに跳ぶことが大切です。
はさみ跳びの技術
はさみ跳びの技術全般について見ていきましょう。助走、踏み切り、そして姿勢の各部分について詳しく学びましょう。
技術1:助走のリズムを掴む
助走の長さは、年齢に応じて異なります。例えば、小学生は5~8歩、中学生は9~15歩が理想的です。
助走が長すぎると、障害を跳ぶ正しいタイミングを逃し、力を無駄にしてしまうことがあります。皆さんもこんな経験ありませんか?
リズムをつかむためには、「1、2、1・2✔3」のカウントで5歩を試してみましょう。
技術2:踏み切り
踏み切りの時は、体を低くして棒のようにまっすぐ保ちます。これは、以前紹介した動画で見た棒のような姿勢です。次に、力強く踏み出し足を上げ、体を高く跳び上がらせます。
これにより、地面の反発力をフルに活用できます。
主要な足の確認
どちらが主要な足か、即ち踏切足か支え足かを判別することは重要です。高跳びでバーを超える際に、空中へと振り上げられる足が踏切足、地に残る足が支え足になります。
一般に、振り上げる足、すなわちより巧みに扱える足が主要な足とされます。
コツ3:バー越え時の足の配置
体が上手く跳べたとしても、時に後足がバーにひっかかり、バーを落とすことがあります。
これを回避するためには、両足を体にきちんと引き寄せておくことが肝心です。跳躍に成功したと感じた瞬間も、足を緩めずにしっかりと体に密着させることが重要です。
ベリーロールのテクニック
世界記録、2m35cmをベリーロールで達成した映像からは、踏切の技術を学ぶことができます。
ベリーロールは、体を水平に保ちつつバーを超える技術です。
バーを下から見上げるように跳ぶため、跳躍の高さを直感的に感じ取ることが可能です。背面跳びが登場するまでは、最も効率的に跳べる方法とされていました。
コツ1:踏切時の足の形
高跳びの踏切において、足を曲げないことが非常に重要です。
助走の後、重心を下げる際に足を曲げると、地面の反発力を充分に活用できなくなります。
足を曲げずに、体を棒のようにまっすぐ保つことを想像します。足を曲げる代わりに体を大きく反らせ、空を見上げるような姿勢をとります。
足を曲げずに跳ぶというのは折れそうに思えるかもしれませんが、振り上げ足を大胆に高く上げることで、しっかりと跳ぶことができます。
ベリーロール特有のもう一つのテクニックは腕の使い方で、踏切る際には両腕を一緒に大きく振り上げることで、意外と簡単に跳べるようになります。
コツ2:跳ぶ際の体のひねり
踏切った後、バーを超える際には体をひねりながら跳びます。
子供の頃に地面で転がる遊びをした経験を思い出してください。その感覚で体を回転させてバーを越えるのです。
体をしっかり回転させれば、後足がバーに引っかかることもなくなります。
コツ3:背中で着地する
バーを超える際に体を回転させると、そのまま回転を続けて背中で着地します。
この方法であれば、後足が自然とバーを超えてしまうため、引っかかる心配がありません。
単に体を水平にして跳ぶのではなく、バーを中心に体を回転させるイメージで跳びましょう。
背面跳びの秘訣
コツ1:助走について
高跳びでは、助走が成功の鍵を握ります。一般には長い助走が推奨されがちですが、実は始めるにあたっては5ステップが理想的です。ここで大事なのは、距離よりもリズム。「1、2、1、2、3」と数えながらリズムを掴むことがポイントです。
コツ2:踏切の工夫
踏切は高跳びの中で特に難易度が高く見えます。その秘訣は、最初に見た動画にある「棒がどう跳ぶか」という基本的な理論にあります。助走から得た力を直線的な体の姿勢で跳躍エネルギーに変換します。
助走の方向は、あなたの利き足によって決まります。どちらが利き足かわからない場合は、ボールを蹴ってみるといいでしょう。
無意識のうちに出る足がそれです。背面跳びやはさみ跳びでは、右利きは右側から、左利きは左側から助走します。ベリーロールではこの逆で、最初にバーを越える足が利き足となります。
コツ3:跳ぶ技術
基本的な跳び方としてははさみ跳びがありますが、背面跳びでは体を反らせて跳ぶことが特徴です。はさみ跳びで磨いた踏切りと助走の技術があれば、背面跳びへの転換もスムーズです。はさみ跳びが上手ければ、背面跳びも自ずとこなせるようになります。
背面跳びはバーの向こう側が見えにくいため、跳躍の高さやバーを越えたかどうかが判断しづらいですが、より高い記録を出しやすいために広く採用されています。
世界記録を振り返ると、はさみ跳びは1m99、ベリーロールは2m35、そして背面跳びが2m45となっており、背面跳びが最も高い成績を残しています。
高跳びの入門と技術向上
子どもの頃、高跳びは単純に走って飛ぶことから楽しんでいたものが、成長するにつれて技術が必要なスポーツへと変わっていきます。
バーを越えることが新たな挑戦となり、さらに高く跳ぶ方法を見つけることが課題になります。中学生になると、特にマスターすべき三つの主要な跳び方があります
✔ はさみ跳び
✔ ベリーロール
✔ 背面跳び
各技術には独自の重要性があり、助走や踏切といった基本的なスキルをしっかり学ぶことで、効果的に跳べるようになります。
高跳びの基本であるはさみ跳びから始め、次の三つの要点に注目しましょう。
✔ 助走はリズミカルに進める
✔ 踏切時には体を一直線に保つ
✔ バーを超えた後、バーに足が触れないように足を体に密着させる
これらの基本をマスターすることで、自分の記録更新へとつながるでしょう。
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